高崎裕士『私の考え方の基本』

① キリスト教に限らず、世界の多くの宗教は、ドグマとして発展する以前には

素朴で普遍的な原宗教体験とも言うべきものを持っていたと考える。

② たとえばキリスト教で言えば、聖書のなかにはいわゆるケリュグマ（注）の

さらに背後に、その原体験の痕跡が残っていて、私たちはそれを見出すことが必

要だと考える。

③ その原体験というのは今日の臨死体験や古くはスェーデンボルグで代表され

るような啓示体験と共通なもので、そこに永遠の生命の希望があると考える。

④ 同時にイエス キリストによる罪の赦し、福音は自分にとっては必須のものと

するが、他の宗教もまた尊敬すべきものと考える。どの宗教をとるかは、要する

に、決断と選択の問題であり、習慣および、極端に言えば好みの次元のことであ

ると考える。そう考えなければ世界各地の宗教の対立を原因とする紛争は止まな

いであろう。

（注） ケリュグマ＝ 聖書の中の、キリストの復活など、福音宣教の中心
     ともいうべき部分

（詳しくは下記のメッセージをお読みくださることをお願いいたします。）
2000年11月 超大型メッセージ
◎「死後の生命とキリストの福音」
 ---臨死体験等に見られる『来世』の普遍性と『福音』の特殊性はどう切り結ぶか---
 2000/10/29 姫路教会（播州地区信徒研修会）での講演 

臨死体験参考文献

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